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「AIR」劇場版

air2004_br.gif


こんばんは。

東大模試の情報は一向に来ないですが(笑)、それはそれとして、今日、話題の「AIR」劇場版を観てきました。

原作ゲームのファンには不評だというので警戒して観たのですが、僕はかなり楽しめました。確かに、プロットもキャラクターの性格も大きく変わり、原作で決定的に重要だった超自然的要素もすっかり抜け落ちています(ネタバレになるのであまり書きませんが、法術とか翼人とかは、その実在を信じても信じなくても理解できる物語になっています)。ましていわんや、原作の第3部を特徴づけるあのアクロバティックな構造は片鱗も反映されていません。

しかし、これはこれで、いわゆる「純愛」系映画として十分に完成しているのではないでしょうか。セカチューそのものを観ていないで言うのもなんなのですが、これはつまり、出崎統が作ったセカチューだと思えばいいのではないかと思います。それに僕は、個人的には、この映画の積極的な(そしてちょっとエロティックな)観鈴のほうが、原作の彼女より好きかもしれません。というか、好きでした(笑)。むろん、原作の観鈴ちんは、萌えとか泣きとかを超えてなんかすごいものだったわけですが……。

『AIR』の原作に忠実な映像化としては、TVアニメが放映中です。劇場版がこのような大きな変化球を投げてきた以上、TV版がどのように第3部を料理するのか、そちらが注目されます。


comments

コメント

東先生、どうも、久しくしております。
AIRの映画版は
「もっと、彼氏っぽくしてもいいのだよ?」
とか光るゲロとかボディブローとか、
ギャグなんだかマジなんだか分からない
演出がされていて、これは…。

「笑えばいいと思うよ」

という感じで観れば楽しめたのでしょうか…。

セカチューとして観ればいいのかも
知れないのですが、ゆえにAIRのキャラクターを
使う意味がないというか、かえって
マイナスの波及効果を及ぼしているように
感じました。オリジナルでやった方が
良かったのかも知れませんね…。

投稿者: kagami
投稿時刻: 2005年03月01日 01:33

ご無沙汰です。

映画の見方はひとそれぞれですが、あの映画を観て僕が思ったのは、つまり、出崎氏&映画のスタッフは『AIR』にセカチューを見いだしたんだな、ということなんです。そして、それはそれで、『AIR』の解釈として十分ありうると思うんですよ。

観鈴だって、確かに原作に入れ込んでいるひとからすれば許せないのかもしれない。その気持ちも十分分かります(「美少女ゲームの臨界点」を作ってしまうくらいには)。しかし、その差異については、<現実>には——そんな現実はどこにもないのでとても変な言い方ですが——観鈴は劇場版のような平凡な女の子で、それが原作では、麻枝准の手にかかったせいで一種異様なテンションを抱える存在になってしまっていたのだ、と解釈すればできないことはない。というか、実際、スタッフはそう思ってあれを作ったんだと思うんです。そういう点で、僕はけっこう新鮮な『AIR』解釈を観た気分で、まじめに面白いと思いました。というわけで、決して、シャレで褒めているわけではないんです。

それにしても、「もっと、彼氏っぽくしてもいいのだよ?」とか、僕は素でけっこう好きなんですけどね(笑)。ダメかなあ。ダメなんだろうなあ。

ちなみに、ボディブローとかゲロとかは、まあ出崎演出ってああいう過剰な感じだよな、ということで。

投稿者: hazuma
投稿時刻: 2005年03月01日 20:39

〈モロネタバレです〉
初めて投稿させて頂きます。
僕もつい先日劇場版AIR見てきました。
感想としては、「もったいない」というのが第一印象でした。

脚本の方の功績だと思うのですが、往人や観鈴の性格が、かなりうまく肉付けされており、原作のいかにもキャラクターという感じよりも一段と生き生きしていて、
からんでくる春子にてれる往人とか、往人に積極的であろうとする観鈴なんかは見ていて新鮮でした。
時折挿入されるモノローグもキャラの心理をうまく説明しているように思えましたし、
2部もあの形の方が疑問点も少なく、往人と観鈴の物語を生かすにはよいと思いました。
ただ、監督が手を出したと思われるAIR編の扱いがどうしても納得できませんでした。
そら視点への変更は時間的に無理であろうから仕方ないとして、往人が存在して、観鈴を所有している状態であれをやったって、原作には届くはずもないし、かといって往人がいることで「親子」という原作のテーマが「家族」に変わったことに新しい何かを表現しようとしているとも感じられませんでした。往人がいなくなって、恋愛として中途半端に終わるのが納得いかなかったのでしょうか。
舞台設定をうまく発展させているだけに、原作と切り離して新しい話として観ることが出来ませんでした。
元長さんのいう「歴史の境目」というものを少し実感しました。


投稿者: yui
投稿時刻: 2005年03月13日 22:50

〈モロネタバレです〉
初めて投稿させて頂きます。
僕もつい先日劇場版AIR見てきました。
感想としては、「もったいない」というのが第一印象でした。

脚本の方の功績だと思うのですが、往人や観鈴の性格が、かなりうまく肉付けされており、原作のいかにもキャラクターという感じよりも一段と生き生きしていて、
からんでくる春子にてれる往人とか、往人に積極的であろうとする観鈴なんかは見ていて新鮮でした。
時折挿入されるモノローグもキャラの心理をうまく説明しているように思えましたし、
2部もあの形の方が疑問点も少なく、往人と観鈴の物語を生かすにはよいと思いました。
ただ、監督が手を出したと思われるAIR編の扱いがどうしても納得できませんでした。
そら視点への変更は時間的に無理であろうから仕方ないとして、往人が存在して、観鈴を所有している状態であれをやったって、原作には届くはずもないし、かといって往人がいることで「親子」という原作のテーマが「家族」に変わったことに新しい何かを表現しようとしているとも感じられませんでした。往人がいなくなって、恋愛として中途半端に終わるのが納得いかなかったのでしょうか。
舞台設定をうまく発展させているだけに、原作と切り離して新しい話として観ることが出来ませんでした。
元長さんのいう「歴史の境目」というものを少し実感しました。


投稿者: yui
投稿時刻: 2005年03月13日 22:50

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