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ここは、批評家・東浩紀が運営するブログです。東浩紀の経歴や業績については、hiroki azuma portalをご覧ください。

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早稲文シンポとゼロアカ

こんばんは。早稲田文学10時間連続シンポジウムの疲労で、一日仕事にならなかった東浩紀です。

ご来場された方々は、ご苦労さまでした。おかげさまで大盛況でした。阿部くんにもひさしぶりに会えたしね!

ところで、そのシンポについて、ゼロアカ参加者の藤田直哉さんの感想を読んだので、ひとこと。

http://d.hatena.ne.jp/naoya_fujita/20081019

藤田さんが問題の10時間連続シンポをつまらないと思い、2ちゃんねるのほうがおもしろいと思ったのはよいとして(いいたいことはわからないでもない)、彼自身とほかのゼロアカ参加者が、主催者側がせっかく好意として与えてくれた発言の場をまったく活かせなかった、2ちゃんねる東スレ向けの内輪向けの会話しかできなかったことを、それを理由に自己正当化しているのはおかしいと思います。

ぼくはそのとき、途中までは観客席で、途中からは壇上で彼らの会話を聞いていたのですが、藤田さんたちは内容のある会話をほとんどできていなかった。だからといって笑いを取れていたわけでもなく、会場には寒い空気が流れていただけです。ぼくとしては正直、せっかく前半の2ポッドでずいぶんゼロアカを持ち上げておいたのに、これじゃしかたがないなあ、と頭を抱えていました。だから途中から登壇したのですが、それでも彼らの振るまいは改善しなかった。藤田さんのブログを読むと、ワセブンシンポが退屈だからこそあえてふざけた、みたいな書き方になっているけれど、それはさすがに言い訳すぎるでしょう。退屈なら退屈ってはっきり言えばよかったじゃない。そのために市川さんも登壇の機会を与えてくれたはずです。

まあ、藤田さんが当該シンポにどのような感想を抱き、批評にどのような可能性を見るかは自由です。しかし、講談社でゼロアカの名を冠してデビューしたいと思うのならば、2ちゃんねると飲み会以外でも粛々と場の要求に応える能力が求められるのはまちがいない。そのときいつも同じ芸風ではあっというまに飽きられる。藤田さんだけではなく、彼以外のメンバーにも向けた全体的なメッセージとして、このことは記しておきます。

ゼロアカ関門は、文学フリマのつぎは、公開シンポジウムになります。ゼロアカも徐々に注目の範囲が広くなってきているので、幅広い観客にアピールする能力を見せてほしいものです。


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