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渦状言論へようこそ。

ここは、批評家・東浩紀が運営するブログです。東浩紀の経歴や業績については、hiroki azuma portalをご覧ください。

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ゼロアカ続報

元長柾木氏が峰尾・村上組は東浩紀を超えたと述べているのに驚愕し(笑)、来るべきゼロアカ審査のため、ニコマス動画をがんがん漁っている東浩紀です。シネMADを発見し、今度は『Zero fill love』がヘビーローテーションになりました。それにしても、ぼくが子育てで呆けてるあいだに世の中進歩したもんだ……。

さて、そんなゼロアカ道場ですが、道場破り組の3冊が手元に届きました。どうもスケジュールをカンチガイをしていたようで、門下生組の提出期限は来週だそうです。

というわけで、とりあえずはその3冊だけ、ざっと目を通してみました。

うん、これは贔屓目ではなく、いずれも批評同人誌としてかなり高い水準で、それぞれの方向で努力と真剣さがびしびし伝わってきました。満足です。感謝です。と同時に、辛い気持ちにもなりました。今回、ぼくは、そんな彼らのうち(門下生を含め)5組も落とさなければならない。これは本当に心が痛みます。でも、しかたない。

そして、つぎのようなことも思いました。多少先走ってしまうのだけど、11月9日、ゼロアカ目当てで文学フリマに来場されるであろう来場者のみなさんにお願いです。

今回の関門、正直、ぼくたちも、だれが通るのかさっぱりわかりません。おそらくぼくも太田さんも、それほど決定的な点差はつけられない。事後での点数調整も行いません。みなさんの一票一票が、本当に彼らの合否を左右する可能性が高い。(※)

だから、会場では、むろん8冊全部押さえで買うのもいいのですが、できれば、本当に推したい数冊だけを選んで、井上ざもすき風に言えば馬券を買うような感じで、挑戦者たちの将来に投資するつもりで買いに来て欲しいのです。太田さん風に言えば、「押さえるんじゃなくて推しに来い!」という感じでしょうか(太田さんに、このシャレいいよ!、書いてよ、絶対ブログに書いてよ!と強要されたので書いておきますが……)。

まあ、とにもかくにも、ゼロアカはあちこちで陰口を叩かれていて、実際、ネット動画とか見ると(僕も含め)参加者の振るまいはどう考えてもアホにしか見えないわけですが、出てきた同人誌がけっこうまともでよかったです。本当によかった。

さて、あとは門下生がどれほどのものを出してくるのか……。

※注

極端なシミュレーションをしてみます。東浩紀の持ち点が800、太田克史の持ち点が320ですが、僕がそれを、300/140/120/100/100/40/0/0で割り振ったとしましょう。太田さんも同じように、160/60/40/40/20/0/0/0で割り振ったとする(念のためいっておきますが、ぼくは太田さんに配点基準をなにも聞いていないので、これは完全な仮定です)。そして順位は完全に一致したとする。これはかなり非現実的な想定です。ふたりともここまで極端な配点はやらないと思うし、順位が完全に一致することはありえない。

けれども、そんな極端な場合でも、合計点は、460/200/160/140/120/40/0/0になるにすぎません。この場合、1位は盤石だし、下位3チームにはほぼ希望はないですが、2位から5位まではかなり混戦状態で、20-40票でくるくる順位が入れ替わる。いままでの文学フリマでの最高部数は200部くらいらしいので、たとえその記録を更新しなくても、20部ぐらいの差が出る可能性は大きいでしょう。

実際にはこれよりかなり混戦状態になると思われるので、ぼくや太田さんが一押ししているチームだって、必ずしも通過するとはかぎりません。そんな状態です。


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