kajougenron : hiroki azuma blog
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ここは、批評家・東浩紀が運営するブログです。東浩紀の経歴や業績については、hiroki azuma portalをご覧ください。
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文フリ感謝/1/28思想地図シンポ
投稿日時:2008年11月11日11:25
おはようございます。文フリの嵐の一日が終わり、翌日熱を出してしまった東浩紀です。まだ熱があります。喉が痛くて声もまともに出ません。
思えば、10月19日の早稲田文学10時間連続シンポジウムから始まり、25日、26日のザ☆ネットスター!秋葉原祭り、そして一昨日の文学フリマと、ここのところお祭りが続きすぎました。さすがにぼくも若くないので、身体のあちこちに限界が来つつあります。
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さて、その文学フリマ、たいへんな盛り上がりでした。
最終的な集計の公式発表はまだなのですが、全8チームのうち5チームが500冊完売で、平均でおそらく450冊以上売れたのではないかと思います(ここに速報があります)。参加者全員がほぼ無名で、販売時間が5時間しかないことを考えれば、これは奇跡のような集客です。
この数にはぼくも太田さんも驚きました。あまりにも客が多かったので、来場されたかたならご存知のように、採点方法や合格者数を変えなければならなかったぐらいです。
いまだから言いますが、太田さんは事前には、全チーム中マックスで200部ぐらいしか売れないだろうという意見でした。ぼくはそれより多少多かったのですが、それでも完売はないだろうと考えていた。つまりは、そもそも今回の採点方法は、500部の完売がないことを前提としていたわけです。だから、完売チームが5つも出て、あとは太田点と東点の合計だけで決まるのは主旨に反する。そこで、すでにあちこちでルポされているように、「時間点」の導入に加え、合格者を増やすことになりました。その判断について2ちゃんねるではやたらと非難されていますが、4位チームからひとりづつ選んだ人選を含め、ぼくは自分の判断には自信をもっています。点数や通過者の詳細については、そのうち公式サイトでも告知が出ることでしょう。
いずれにせよ、ゼロアカ道場はじつはまだ第4回。次回の第5関門で急に盛り下がらないように、がんばらねばならないですね。
いろいろ書きたいことはあるのですが、ぼくはじつはこれから、明後日締め切りで「パンドラ」用に総括原稿を書かねばならないので、それとネタが被るとアレなのでここでは控えておきますw。
とにもかくにも、門下生のみなさん、道場破りのみなさん、そして文学フリマのスタッフのみなさん、ご苦労さまでした! あと、主催者側として内輪に感謝することになってしまうのかもしれないけど、講談社BOXのスタッフのみなさんも、本当によくやってくれました。
みなさん、本当にありがとう。
なお、一部で話題の藤田直哉揉み上げ断髪式動画(撮影:濱野智史)は、このブログの公開のあと関係者に送るので、そのうちだれかがニコ動に投稿すると思いますw。
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といったとこころで、今回の本題。
標題のとおり、来年の1月28日水曜日夜、東工大大岡山キャンパス講堂で『思想地図』のシンポジウムを行います。
テーマは「アーキテクチャと批判的言語の可能性」。パネリストは、磯崎新、浅田彰、宮台真司、宇野常寛、濱野智史、東浩紀(司会)。
シンポジウム冒頭で、宇野さんと濱野さんに15分づつレクチャーをしてもらい、それを叩き台に、社会設計としてのアーキテクチャ、ネットのアーキテクチャ、そして文字どおり「建築」のアーキテクチャの3つの領域が重なるところで議論を進める予定です。
このシンポジウムは、来年4月あるいは5月発売の『思想地図』第3号に掲載されます。特集は「アーキテクチャ」。同号には、このシンポジウム掲載と並行して、北田暁大、東浩紀、あと二人の参加者による座談会「『東京から考える』再考」(仮)も掲載予定です。
そもそも『思想地図』が創刊できたのは、ぼくと北田さんの対談本『東京から考える』が意外と売れたからでした。第3号は、その原点を捉え直す特集でもあります。
いや、原点回帰という意味では、第3号全体はもっと古くまで戻るかもしれません。上記の「アーキテクチャと批判的言語の可能性」というテーマは、ぼくのなかでは、あの10年前の『批評空間』のシンポジウム、「批評の場所はいまどこにあるのか」に繋がっている。コンテンツよりもコミュニケーションが優位で、したがって作品論よりも下部構造分析が優位になってしまう世界において、批評的=批判的思考が生き残るとすればそれはどのような方向においてなのか。それが、今回ぼくが議論したいことです。
いずれにせよ、月末の平日夜という社会人には難しい条件ではありますが、かわりに無料なので、1月28日はぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。
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といったところで、告知は終わりです。
なんか、本題のほうがあっさりしていますが、『思想地図』は別にブログでおもしろおかしくもりあげるようなものでもないので、こんなもんで十分でしょうw。
シンポジウムの人選の意図は、わかるひとにはわかるはずです。ぼくとしては、磯崎さん、浅田さん、宮台さんのご3方に出席を快諾いただけたのは、個人的にとても感謝しています。あとは、司会として、ただの世代対立や論壇プロレスではないおもしろい議論にできるかどうか、ぼくの腕の見せどころですね。
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追記。
書き忘れていました。
文学フリマ、ぼくの友人もたくさん出店していて、本当はいろいろなところに挨拶にでかけようと思っていたのだけど、当日はつぎつぎに来客は来るわ、太田さんと密談しなければならないわ、取材は来るわで、結局まったく他のブースを回れませんでした。ゼロアカが文フリ参加者のみなさんにあるていど迷惑をかけているのは確かなので、そのお詫びもかねて回らなければならなかったのですが、すみません。それだけ心残りです。
というかそもそも、ぼくはあの日、他のブースを回るどころか、朝食も昼食もまったく食べる暇がなくて、懇親会でもフードのテーブルに近づくことすらできず、ようやくものを口にできたのは夜10時過ぎ、二次会だか三次会だかでの焼きそばがはじめてでした。翌日、高熱が出たのも当然です。倒れなかったのがふしぎなくらいです。懇親会でも、なにを話してだれに紹介されていたのか、かなり記憶が混然としています。
とにかく、すごい熱狂でした。
あらためて、あのお祭りに参加したみなさん、お疲れさまでした。そしてありがとう。
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