kajougenron : hiroki azuma blog
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ここは、批評家・東浩紀が運営するブログサイトです。東浩紀の経歴や業績については、当ブログの親サイトに情報があります。hiroki azuma portalをご覧ください。
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blog entries at 【2004年08月】
波状/情報自由論/GLOCOM/TT3
カテゴリー[misc]投稿日時: 2004年08月29日20:42
最近は東京は異様に涼しいですね。すっかり秋の気分です。8月は波状言論がお休みということもあって、昨年来の落ち着いた生活を送っています。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
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思いつくままに近況をお知らせします。まずは波状言論関係。
はてな出張所ですでに報告しているとおり、コミケ出店は無事終わりました。雨のなかわざわざコミケまで足を運んでくださった読者のみなさん、感謝、感謝です。「美少女ゲームの臨界点」は9月より委託販売が始まります。詳細ははてなのほうをご覧ください。
波状言論本誌も快調です。9月配信号は西島大介氏、新海誠氏を迎えての鼎談。例によって4時間を超える熱いトークが交わされました。『凹村戦争』の読者のみなさん、『雲のむこう』を楽しみにしている新海ファンのみなさんは必読です。
10月配信号は、法政大学の白田秀彰助教授、「真紀奈17歳」管理人、そして波状ではお馴染みの鈴木謙介氏を迎えて、「知的財産権とネット・コミュニティ」を主題に大型座談会を組みます。レッシグの新著「FREE CULTURE」を出発点として、Winny、CreativeCommons, SNS, DRMといった問題を、政治的・法的観点を交えて本気で議論する予定です。収録は9月半ばですが、いまから当日が楽しみです。
11月、12月号も、「あっ」と驚くラインナップを準備しています。創刊時には無限に思われた12月ですが、早くもカウントダウンに入ってきました。波状言論編集部は、終刊まで失速することなく駆け抜けますので、最後までご注目ください!
あ、それから、波状言論の台所事情について『本とコンピュータ』の次号で取材を受けました! 何人購読者がいて、毎月いくらくらいかかっているのか、赤裸々に語っています。正直に語りすぎたので、みなさん幻滅されるのではないかと、少し心配です(笑)。
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続いて、最近問い合わせが妙に多い情報自由論。
さすがにまずくなってきたので、改稿作業を進めています。おそらく、来年初頭には、今度こそ本当に出版できるのではないかと思います。
すでに何を言おうと言い訳くさくなるし、実際言い訳なのですが、実はこの本、昨年のいまごろは、改稿というより書き下ろしに近い全面改訂を考えていました。その理由は、連載時にはまったくなかったリベラリズム/リバタリアニズム論を、議論内に有機的に組み込もうとしていたからです。それに加え、むかし『InterCommunication』で行った未来学批判だとか、バラードの小説『コカイン・ナイト』の情報社会論的読解だとか、とにかくあらゆる要素を入れて、盛りだくさんな迫力ある本にしようとしていたのです。
しかし、結論から言うと、いまの僕にはそのような実力がないことがわかりました。刊行が1年遅れたのは、波状言論で多忙だったというのもありますが、第一にはそのことを自覚するためにそれだけの時間が必要だったからです。いまでは、普通に情報をアップデートし、文章を改変し、書き下ろしの章を一章加えておとなしく出版するつもりになっているので、完成は時間の問題だと思います。
それでも僕のことですから、批評空間連載と『存在論的、郵便的』、ユリイカ連載と『動物化するポストモダン』の違いぐらいには、今回も手が入ることになると思います。実のところ、一ヶ月ぐらいまえには、もう連載そのままでの出版でもいいや、といささか投げやりな気分になっていたのですが、秋風にあたって冷静な頭で読み直してみたら、さすがにそれでは満足できないことがわかりました。こういうところを直せば、著書なんかどんどん出せるのですが……。まあ、無理が来ないていどにがんばります。
いずれにせよ、あと半年ほどお待ちください。そのころには情報自由論は出ます。
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つぎにGLOCOM関係。実はこの数ヶ月、僕はこの勤め先のほうでもいろいろと働いていました。
その成果はあまり外部に出るものではないのですが、ひとつ、波状言論や情報自由論とも密接に関わりのある話があります。詳細は一月以内に発表できると思いますが、簡単にお知らせすると、GLOCOMがホストし、僕がディレクターとなって、この年末より、若手研究者や技術者を10人ほど招いて、情報社会をテーマにした新しい研究交流プロジェクトを立ち上げることになりました。
名称は「情報社会の倫理と設計についての学際的研究」プロジェクト(ISED@GLOCOM)で、GLOCOM側のスタッフには、僕のほかに、上にも出てきた鈴木謙介氏やnetwork styly*の濱野智史さんなど、波状言論でもお馴染みの人々が入っています。まだ名前は出せませんが、研究会委員にも、はてなや波状言論で名前が挙がっているひとに打診しています。これはまず第一にGLOCOMの仕事として行うものですが、僕のなかでは、波状言論や情報自由論刊行と密接に繋がったプロジェクトです。
第1期の活動は2004年末から2006年までで、そのあいだ、「倫理」と「設計」を主題とした二つの研究会を毎月交互に開催し、そのログをウェブで公開していきます。2005年には公開シンポジウムも考えています(まだ予算はついていませんが)。10月にはGLOCOMのサーバのなかに公式サイトが立ち上がる予定ですので、続報をお待ちください。
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そして最後に。
宣伝、しかも家族の宣伝になりますが、上に貼り付けた画像からリンクされているように、僕の妻であるほしおさなえ(大下さなえ)が、小菅真美さん、前田千亜紀さんら実力派の声優とともに、この週末(9月4日、9月5日)に、「TimeTrain3 人工の砂浜で鳥が来るのをずっと待って」という朗読イベントを行います。TimeTrainというシリーズの3回目で、徐々に規模を大きくしており、今回は池袋の東京芸術劇場小ホールでの公演になります。
このシリーズは、電子音楽に乗せて現代詩を声優が読む、という変わった試みで、こんなことを書くと身内を贔屓しているようで書きにくいし、まあ実際贔屓なのかもしれないのですが、たいへん興味深いリーディングイベントになっています。演劇的要素も入っていて、映像も流れます。チケットはコンビニ(チケットぴあ取扱店)でもネットでも買えますが、当日券でも入れるそうなので、興味をもたれたかたはぜひいらっしゃってください。僕もスタッフとして何か売っているかもしれません。というか、おそらく売っています。
ちなみに、TimeTrain3の映像は、西島大介氏が担当しています。エレクトロニカは音楽のセカイ系だ、と名言?を叫んでいた西島さんですが、今回はまさにそのエレクトロニカにあわせた映像を作成しており、そこも必見です。ぜひご来場を!
コミケ・文フリ・DVが壊れた
カテゴリー[misc]投稿日時: 2004年08月06日18:41
こんにちは。東浩紀です。暑いなか元気にやっています。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
東浩紀は8月15日、コミックマーケット3日目に出展します。サークル情報をはてな出張所の8月6日に記しましたので、ぜひご覧ください。コミケで頒布・配布する9つの商品について説明が記してあります。「Hakagix」の通販受付締切も来週火曜日に迫っています。こちらもお早めに!
あと文学フリマ。青山ブックセンター閉店後(営業再開への動きは始まっているようです)、会場をどうするのかと思っていたところ、新会場が無事決まったようです。11月14日。会場は「東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎」だそうです。青山から秋葉原、というこの動きには、やはり象徴的なものを感じてしまいます。僕も昨晩申し込みを済ませました。サークル名は「波状言論」。
ところで、まったくの余談ですが、うちのDVカメラ(Sony Handycam)が壊れました。CD-ROMとDVD-ROMに収録した講演画像は実はこれで撮っていたりして、それなりに愛着のある機械だったのですが、ついに寿命のようです。
それにしても、Hakagixが終わって2週間ほどで、うちは、
僕個人用のPowerBookG4 12"
ついでに新iPod(miniではない)
奥さん(ほしおさなえ)用のiBook
デジカメが壊れたので新デジカメ(Casio Exilim)
プリンタがOSXに対応してなかったので新プリンタ複合機(HP psc 2550)
事務所の模様替えをしたのでプリントサーバ
コピー誌制作用の業務用ホッチキス
とすごい勢いでIT関連製品を買っており(というより、それまですべて古い機種を使い続けていた)、さすがに資金も尽きたところだったので、悲しいかぎりです。さて、今度はどんな機種を買おうか・・・。
