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渦状言論へようこそ。

ここは、批評家・東浩紀が運営するブログです。東浩紀の経歴や業績については、hiroki azuma portalをご覧ください。

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GLOCOM辞職のお知らせ

東浩紀です。

さて、僕は国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)という研究所の副所長を務めていたのですが、このたび、副所長を辞任し、ついで近日中に研究員職も辞することにいたしました。この夏から、しばらくフリーの批評家に戻ります。

理由は、GLOCOMの運営方針が大幅に変わり、僕のような人間がいる場所がなくなったからです。僕は、isedを行ったり、機関誌『智場』をリニューアルしたりと、自分なりにGLOCOMの再生とイメージアップに注力してきたつもりだったのですが、違和感を覚える方が多かったようです。どこの会社にでもありそうな派閥抗争が展開され、中傷などもあり、そのすべてに嫌気がさして僕は辞任を決めました。ほぼ同時に、所長代行(所長は不在なので実質的な所長)も辞任しており、GLOCOMの経営陣は大きく変わることになります。僕は、今後GLOCOMのなかでは自由な活動ができそうにないので、潔く職を辞することにしました。

僕がGLOCOMを辞めることで、自動的に東浩紀研究室も消滅します。東研では今年度、僕が責任者である「ギートステイト」(先日ネットラジオで放送したものです)と、井上明人くんが中心となり、DiGRA JAPANとも連携を模索していた「コンピュータ・ゲームのデザインと物語についての研究会」(RGN)の2つのプロジェクトが動いていました。

前者については、GLOCOM内のプロジェクトとしては近日内に閉鎖し、桜坂洋さん、鈴木健さんと任意団体を結成し、そこを母体としてGLOCOM外のプロジェクトとして継続する方針を決めました。幸いなことに、プロジェクトが企画段階で、アウトプットもなければ出金もほとんどない状態だったので、それが可能でした。プロジェクトそのものは、GLOCOMを離れることで、むしろ普通にエンターテインメントとして営業ができやすくなったので、大きく成長するかもしれません。がんばってみます。

後者については、井上くんが研究員として在籍し続けているかぎり、存続に問題はないと思います。先月の『論座』にも書きましたが、来年、DiGRAの国際会議が東京で開かれます。実は僕としては、国際会議に向けてDiGRA JAPANと連携を深め、GLOCOMを日本のゲーム研究の一拠点とする(そしてそこに美少女ゲーム研究も滑り込ませる 笑)などという夢を抱いていたのですが、それはさすがに無理になってしまいました。あとは個人としてRGNやDiGRAに協力していきたい、と思っています。

ほか、もうお蔵入りなので公開しておくと、実は東研では、水面下で「1995年以降の日本社会論を分野別に整理し、アンソロジーを組んで海外に発信する」プロジェクトなども進めていました。このプロジェクトは、編集料や翻訳料など、最低でも数百万の費用がかかるので、スポンサーを集めていたところでした。しかし、これは水泡に帰しました。

さらに僕は、発信編集局長なるものも兼務していた(こちらは形式的にはまだ解任されていないのですが、実質的にはすでに同じことです)ので、そこでは『智場』を新しいタイプの情報社会系批評誌にするべく、本気で編集を始めていたところでした。106号では金子勇氏を引っ張り出してWinnyとSNSを、107号では梅田望夫氏でWeb2.0を特集したのですが、これはなかなか悪くなかったと自負しています。108号では、巻頭で稲葉振一郎さんと『モダンのクールダウン』をめぐって対談する予定だったのですが、副所長を辞任した僕が機関誌で巻頭対談なんてありえないので、これは中止になります(稲葉さん、すみません……)。『智場』が今後どうなるのかは、すでに僕の手を離れています。

というわけで、GLOCOMでやり残したこと、辞職のためにできなくなったことは無数にあります。そのかぎりでは残念です。

しかし、冷静に考えて、僕はここでGLOCOMを離れることになって、本当によかったと思います。

GLOCOMは小さな組織ですが、それなりに重い歴史を抱えており、副所長という職務は予想以上にたいへんでした。そして僕は、副所長に任命されたのこそ4月ですが、次期所長候補として(というのも、いまや言ってもいいでしょう)昨年の夏から1年ほど、ずっと経営面を見させられてきました。そこで僕は、予算表をみたり組織図を変えたり人間関係を調整したり理事長に挨拶したり、まったく不向きなことに時間を費やしてきました。そして、その辛苦を支えてきたのは、それを耐えさえすれば、まったく新しい、自由な人文系研究所を作れるかもしれないという(いまから思えば甘すぎる)理想であり、またその理想を掲げていた所長代行への共感でした。

しかし、いまや僕は、その理想を失うとともに、努力からも解き放たれました。あとは僕は、自分がやりたいこと、自分の生活を支えることだけを考えればよい。この清々しさは、しばらく忘れていたものです。そして、いまの僕にいちばん必要だったのは、この清々しさのような気がします。

やり残したことの多くは、GLOCOMの外でもできることです。実際に「ギートステイト」は3人のチームで継続しますし、『智場』で得た感触を活かして今度は出版社で雑誌を立ち上げる、というのもありでしょう。これからは、そういう方向を探っていきたいと思います。

以上、報告でした。冒頭に記したように僕は「フリーの批評家」に戻ったので、まずは溜まったアイデアを書籍化することに注力します。

あらためて、みなさん、よろしくお願いいたします。

Geet State / SF 2.0

続けてもうひとつ告知です。

告知が遅れましたが、実はこの4月より、昨年のisedに続いて、GLOCOMで新しいプロジェクトを立ち上げています。

小説家の桜坂洋さん、ised設計研司会の鈴木健さんと組んで、40年後の日本社会を多角的に描き出そうという試みです。SFでもあり未来予測でもあり、エンターテインメントでもあり研究でもあり、フィクションでもありリアルでもある(リアル・フィクション?)という実験的なプロジェクトで、アウトプットとしては小説と論文が同時に展開されます。ゆくゆくは映像の制作なんかも考えてます。

今後徐々にプロジェクトの情報を公開していきますが、まずはこの7月、第45回日本SF大会の深夜企画に、桜坂さんとともにおじゃまさせていただくことになりました(緊急に決まった企画なので、プログラムには記載されていません)。7月8日の深夜、ホテルのどこかで、桜坂さんとともに、この企画に賭ける思い、SF作家/評論家にとってもつ意味などを中心にもろもろ話します。題して「SF 2.0」。

また、7月8日深夜より行われる桜坂×東対談は、ネットラジオで生中継することを考えています。回線状況が未確認なので音質が低いかもしれませんが、楽しみにしてみてください。

と同時に、そのネットラジオのサーバーへの負荷をテストするため、来週の6月19日、午後9時より1時間、桜坂さんと鈴木さんと僕が毎週行っている企画会議をネットラジオで公開します。だらだらとキャラクターや世界設定について話すだけのものですが、どんなプロジェクトなのか興味のあるひとは、ぜひ覗いてみてください。

6/19と7/8には、下記のアドレスよりアクセスできます。

http://www.glocom.ac.jp/project/geetstate/

よろしくお願いします。

GLOCOM副所長に就任しました

東浩紀です。

本日付で、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの副所長に就任いたしました。僕はGLOCOMでは、isedなど、実験的で領域横断的な研究プログラムを担当し実施してきましたが、今後もますますそれを加速させる予定です。

今後ともよろしくお願いいたします。

P2Pインフラ研究会

こんにちは。ハワイから無事帰国しました。

今週末はいよいよ鈴木健講演によるisedのグランドフィナーレですが、僕の研究室ではまた別の研究会を立ち上げました。こちらは山根信二さんがディレクターです。第1回のみ公開セミナー形式で、ここでも告知しておきます。テーマはずばりWinnyです。

http://www.glocom.ac.jp/j/news/others/index.html#010224

興味のあるかたは、GLOCOM事務局までお問い合わせください。

ised-d4議事録公開

GLOCOM FORUMにいらっしゃたみなさん、ご苦労さまでした。

参加者の方々はご存じかと思いますが、1日目の会場「貴賓館」の暑さには閉口しました。とくに、isedの会場となった2Fの南の部屋はひどい! エアコン全開でも、30度以上あったのではないかと思います。

僕は暑さに弱いので、いま思うと演算速度がかなり落ちてました。いつもは30m投げられるボールが10mしか飛ばない、という感じで、講演者の高木浩光さんと近藤淳也さんには迷惑をかけたと思います。二人ともたいへん面白い講演をしてくださったのですが……。今度から、シンポジウムは涼しい場所で企画するようにします。悔やまれるところです。議事録でばりばり修正します。

さて、isedの第4回設計研の議事録が公開されました。

http://ised.glocom.jp/ised/20050611

司会を鈴木健さんに譲り渡し、僕はコメンテイターになっています。講演者の井庭さんのほかに、鈴木健さん、江島健太郎さん、そして僕の3人が短い発表をするという、たいへん盛りだくさんな研究会です。ご笑覧ください。

この討議が行われたのは、娘が生まれた5日後でした。顔が妙にむくんでいます。おまけにやけに態度がデカい座り方です。今度から写真映りも気にしなければ……。

glocom.TV

こんにちは。東です。

先週はコミケだったというのに、今週末にはGLOCOM FORUMが控えています。ほかにもいろいろ仕事を入れていて、夏バテ気味です。こんな調子で、2日間で計8時間シンポ参加のヘビーローテーションをこなせるのでしょうか。

さて、そのGLOCOM FORUM、8月20日には会場でストーリーミングのミニTV局が開設されます。僕も15:20と18:05に出演します。詳しくはこちらをご覧ください。

募集締め切り

2つ前のエントリーで記した東研の手伝い募集ですが、さっそく何人か応募がありました。おかげさまで人材不足は解消されそうなので、とりあえず締め切らせていただきます。

ありがとうございました。

ised renewal&commonsphere blog

isedのサイトを大幅にリニューアルしました。

http://www.glocom.jp/ised/

濱野くん渾身の制作のisedキーワードもリスト化されました。情報社会関係の研究をしているひとはぜひ。

http://ised.glocom.jp/ised/00000000


同時に、スタッフ内では「いちばん盛り上がった」と評判の倫理研第4回の記録も公開されました。加野瀬未友さんの講演です。今回より委員に小倉秀夫さんも加わっています。

http://ised.glocom.jp/ised/20050514

いろいろな意味で話題を集めそうな内容です。ご覧ください。

他方、commonsphere.jpでは新しくニュースブログを立ち上げました。

http://commonsphere.jp/blog/

これもまたブックマークしておいてくれると嬉しいです。

それにしても、commonsphereの始動によって、東研もさすがに人的リソースが枯渇してきました。しかし、僕たちにはまだまだやりたいことがある。というわけで、スタッフを探しています。

だれか、isedの注釈作成やcommonsphere.jpのニュース投稿を手伝ってくれる、意欲と能力のあるかたはいないものでしょうか。院生以上が好ましいですが、能力がある(と自分で思う)なら学部生でもかまいません。HTMLを書けたり英語が話せたりすると好ましいですが、専門は問いません。ただし、仕事に責任をもち、持続的に関与できるかたに限ります(これはとても重要!)。最初はボランティアになると思いますが、成果によってはGLOCOMのリサーチアソシエイトとして有給の契約などを考えます。

興味のあるかたは、僕個人か、isedもしくはcommonsphereの事務局までメールをくれると助かります。どちらでも、メールを出しやすいほうを選んでください。どうせ最終的には僕が審査します。

GLOCOM forum 2005

GforumB05.jpg

さらに続けて告知です。

来る8月14日にコミケで『波状言論 完全収録版』のcd-romを売るのは、

http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20050714

で告知したとおりなのですが、その1週間後の20日-21日、

http://www.glocom.ac.jp/top/project/gforum/2005/about.html

に記されているとおり、「GLOCOM forum 2005 情報社会の合意形成」に参加します。

1日目のセミナーでは、isedほかさまざまなセッションが開催されます。isedは、はてなの近藤淳也氏、産業総合研究所の高木浩光氏の講演を核とする討議です。2日目のシンポジウムでは、吉田民人氏、公文俊平氏、國領二郎氏、鈴木健氏とともに「情報社会の合意形成」をテーマに議論を行います。裏番組のセッションでは、切込隊長氏やひろゆき氏も呼ばれているようです。いろいろな意味でありえない豪華なフォーラムですので、興味のあるひとはぜひ参加をお申し込みください。

なお、

http://www.glocom.ac.jp/top/project/gforum/2005/GforumB05.pdf

でダウンロードできるチラシは、TRiCKFiSHこと松谷創一郎氏のデザインです。松谷さんも、いつのまにかGLOCOMで働いています。

commonsphre.jp始動

como_6.jpg

続けてほかの仕事の告知です。

ずっと前にこのブログで告知した「iSession Creative」ですが、そのあと鈴木謙介さんがGLOCOM内の僕のグループから離れるなど、スタッフの体制に混乱があり、動きが滞ってました。しかし、ついに始動したので告知します。名前は「commonsphere.jp」と変わっています。

commonsphere.jp

僕はこのサイトのディレクターをつとめています。最初は西島大介さんにインタビューをするとともに、キャラクターを提供してもらい、増田聡さんにコラムを書いてもらいました。

西島さんのキャラクターは、aiデータがCreative Commonsで公開されています。aiデータの公開をお願いしたのは、オープンソースを意識してのことです。jpgは、プログラムで言えばいわばコンパイルされたあとのexeファイルみたいなものだから、それだけ公開してもオープンソースとは言えない。では、アートワークのオープンソースとはなにかといえば、それはaiやpsdのデータではないかと考えたわけです。

そういえば、むかし僕の肖像を『広告』の表紙で書いてくれた青島千穂さんは、ベジェ曲線の組み合わせだけで人体を描いていました。彼女のようなアーティストにこのプロジェクトに参加してもらうと、おもしろいのかもしれません。

iSession Creative(仮称)予告

こんにちは。東浩紀です。

最近、ふたたび告知することが多くなりすぎて、更新が滞りがちです。仕事も溜まってます。思わず逃避してビデオを見まくったりしています。前回のエントリで述べた動物的飽和状態そのままですね(笑)。

さて、僕はいま国際大学グローバル・コミュニケーション・センターでisedという連続シンポジウム・プロジェクトを動かしていますが、それだけをやっているわけでもありません。本日は、続く第2のプロジェクトのお知らせです。今度は、デジタル著作権サイトの構築です。

いまから1年半ほどまえ、はてなダイアリーが妙に盛り上がっていたころ、同時にローレンス・レッシグが来日するというので、一部でCreativeCommonsの日本での展開に高い期待があったのを覚えているかたも多いと思います。そのあと、これといった動きもなく、日本でのCCの動きはなんとなく低調になっていったのですが、僕自身はそれを残念に思っていました。しかも、実はCreativeCommonsの日本サイトはGLOCOMがホストしていたので、その点でも自分の力不足を感じていました。

そこで今年1月より、その状況を変えるため、GLOCOM内外のスタッフと協力し、CreativeCommonsの普及活動を中心にしながらも、より日本の状況に沿った、実践者との距離の近いデジタル著作権運動のプラットフォームを構築する作業に着手しました。その始動の目途が立ちつつあるので、ここにお知らせします。

サイトの名称は、現在仮に「iSession Creative」と名づけられています(名称は今後変更の可能性があります)。iSessionのスタッフは、いま、CreativeCommonsライセンスの新しい選択画面の整備、SamplingLicenceの日本語化、CreativeCommons本家のblogの翻訳作業、それに、新しいソシアル・コンテンツ・ネットワーキング・サービス「iSession Connector」の開発などを進めています。

また、CreativeCommonsの紹介・普及とは別に、真紀奈17才さんと協力し、同人市場を支援する著作権ライセンスを作れないか、実験的な提案を行っています。本日真紀奈さんのサイトでも告知が行われました。詳しくは、以下をご覧ください。

Derivative Only Licenceの提案

このiSessionプロジェクトは、僕が全体のコーディネーターを務めます。しかし、僕自身はデジタルにも著作権にも法律にも門外漢であり、人事や予算管理のような裏方の仕事がおもな担当です。サイトのコンテンツの構築には、多くのスタッフが協力してあたっています。全貌は徐々に見えてくると思いますので、ご期待ください。

iSessionサイトの仕様詳細が未定のため、このプロジェクトについての問い合わせは、現在暫定的にisedのメールアドレスで引き受けています(というか、この両者のGLOCOM側スタッフは実質的に同じです)。問い合わせ先は、ised-info@glocom.ac.jpになります。取材の申込などは、こちらにどうぞ。

続報:コメント欄について

東浩紀です。

以下の記したisedのコメント欄についてなのですが、いま自分で書き込もうとして、致命的な欠陥があることが判明しました。

この議事録ははてなグループを利用しています。しかし、URLはisedのものでもアクセスできるようになっています。つまり、

http://ised.glocom.jp/ised/20041212
http://ised-glocom.g.hatena.ne.jp/ised/20041212

はともに同じページを表示するように設定されているわけです。

ところが、このページでは、URLに「hatena」と表示されていないとはてなグループの機能が利用できないことが判明しました。つまり、上記二つのURLであれば、下のリンク先ではコメント機能が利用できるけれども、上のリンク先ではコメント機能が利用できないということです。通常のリンクでは、みなさんはisedのほうのURLでアクセスしていたと思います。したがって、多くの読者にとって、この2ヶ月間コメント欄はまったく機能していなかったということです。

いままでこのことに気がつかなかったのは、僕たちスタッフははてなグループのURLに直接アクセスしてサイトを構築していたからです。また、URLの転送についてははてなさんにお任せしてきました。とはいえ、このようなミスが放置されたのは、動作確認を怠ってきた僕たちの責任だと思います。たったいま、早急に状況を改善するようにスタッフに指示を出しました。もうしばらくお待ちください。

とはいえ、これでised本家の議事録にまったくコメントが寄せられてこなかった原因が分かりました。コメントを投稿しても、みなさん弾かれていたんですね……。

結果的にアクセス制限を行うかたちになっていましたが、isedとしてはまったくそのような意図はありませんでした。近日中に状況を改善しますので、いましばらくお待ちください。

また、上に書きましたように、現状でも、

http://ised-glocom.g.hatena.ne.jp/

からアクセスしていただければ、すべてのコメント機能は利用可能です。

この2ヶ月間、コメントを寄せながらも、表示されず不愉快な思いをした読者のみなさんに、深くお詫びいたします。

ised@glocomのコメント欄

20050222.png


こんにちは。無事帰国した東浩紀です。

近日中に某所でisedについてプレゼンテーションを行う必要があり、僕はいま自宅で上のような資料を作成中です。そんななか、ふと昨日の鈴木謙介さんとの会話を思い出しました。

「東さん、ised最近評判いいっすよ!」「へえ、どこで?」「東スレですけど」「……」「すごいじゃないですか! 東スレで評判いいっていいうのは! ありえないっすよ!」「……」。

確かに、あのスレで僕の仕事の評判がいいのだとすれば、それはたいへんなことかもしれません。ised@glocomは、すでに研究会のほうは4回終了しているのですが、議事録は2回目がアップされたばかりで、一般読者からすればいま始動したばかり、という印象だと思います。今後も刺激的な議論が続きますので、支援をよろしくお願いします。

ところで、そんなised@glocomへの感想ですが、上の図にも示されているように、あの議事録には実はコメント欄がついています。東スレで議論が盛り上がるのも歓迎なのですが、ised本家のコメント欄にも気軽に感想を寄せてくれると助かります。議事録の各ページにコメント欄がついているのでかえって感想を寄せにくいかもしれませんが、迷ったら、まずは各回のトップページ(URLの最後が研究会開催の日付になっているページ)に書き込んでみてください。

ためしに僕も書き込んでおきます。よろしくお願いします。

ised-d1

こんばんは。
今日はised@glocomの第2回会議の当日なのですが、ようやく第1回の議事録がウェブ上にアップされました。

http://ised.glocom.jp/ised/

ぜひお読みください。

ised@glocom議事録

東浩紀です。みなさん、お元気でしょうか。僕は元気です。

さて、前にも告知していましたGLOCOMでの新研究会、「ised@glocom」ですが、第1回議事録がようやくアップされましたので、以下お知らせします。

http://ised.glocom.jp/ised/

例によって長いです。そして、はてなグループのシステムを活かした充実のキーワードが準備されています。波状言論の鼎談並みの迫力、といえば読者のみなさんには分かってもらえるでしょうか。せっかく波状が来月で終わるというのに、こんなものをあとさらに13回も続けるのかと思うと、気が遠くなってきます。

とにかくは、ised@glocomは最高のスタートを切ることができました。講演者の鈴木謙介さんと、熱の入った議論を行ってくれた委員のみなさんに、深く感謝します。そして同時に、アシスタント&スタッフとして、テープ起こしから構成&校正、サイトの構築や連絡係、さらにはキーワード作成まで一手に引き受けてくれている慶應大学院生の濱野智史さんにも、心から感謝を。濱野さんはすばらしく優秀でした。どうもありがとう、そしてこれからもよろしく。倫理研の次回は白田秀彰さんの講演です。

ところで、最近は、はてなのほうではオタク系、こっちでは情報社会論系の話題、という棲み分けがすっかり定着した感がありますが、波状言論も次回はそうではありません。京都大学助教授の大澤真幸氏を呼び、「『自由を考える』以後」と題してたいへん密度の濃い議論を行っています。ised@glocom とも深く関連する話題が展開されていますので、そちらも楽しみにしていてください。

なお、最近あまりにコメントスパムが多いので、このエントリよりコメント欄を閉鎖することにしました。baysianフィルタを入れてはいるのですが、なぜか僕のサーバだと2回に1回はエラーが出てしまいます。何か意見がありましたら、はてなのほうに書いていただければけっこうです。

ised@glocom

このブログでもなんどか告知してきた新しい研究会、ised@glocomがついに今月末より始動します。

http://www.glocom.jp/ised/

今後、研究会のログなど積極的に公開していく予定です。来年の夏には、公開シンポジウムも企画しています。すでに、各委員の問題意識を探るプレミーティングも10回行っており、その記録も機会があれば要約してご紹介しようと思います。

僕が言うのもなんですが、この研究プロジェクト、委員のみなさんもたいへんおもしろがってくれていて、とても良い成果が生まれそうです。スタッフも妙に気合いが入っていて、鈴木さんと濱野くんは連日glocomに泊まりこみの事態になっています。この二人には『波状言論』のほうでも仕事を頼んでいるので、なんというか、僕はもう足を向けて寝られません。。。。

いずれにせよ、これから1年半、途中で垂れることなく、12回にわたって刺激的な議論を発信し続けようと思います(僕自身としては、『波状言論』が終刊するというのに、またかよ! という感じがしないでもないのですが 笑)。公式サイトでも書きましたように、ised@glocomの読者は、一部の専門家ではなく、ネットを思考の場としているみなさんです。ぜひご期待ください。

iSession

こんにちは。めずらしいことに3日をおかずの投稿です。

友人の、そしていつのまにかGLOCOMの同僚になっていた鈴木謙介さんが、iSesson Creativeというサイトを立ち上げました。このプロジェクトは、GLOCOMの公式のものではありますが、実質的な運営者は鈴木さんひとりです。鈴木さん自身による解説は、ここをご覧ください。


CreativeCommonsについては、一方では、GLOCOMによる公式日本語版運営や広報のまずさのせいで、他方では、「レッシグたん萌え〜」とか言って冗談半分で終わるという例のよっての日本的メンタリティのせいで、ここのところネットでの関心が落ちていく一方でした。しかし、このiSessionのオープンを期に、レッシグの受容も新しい方向に歩み出すのではないかと期待しています。

ところで、このiSessionや、僕が前に記した新研究会などは、GLOCOMの新しい顔になるプロジェクトとしてゆるやかに連動して進められています。その様子もまたいずれ報告します。

misc